神棚のまつり方

設置場所

大人が少し見上げるくらいの高さ、明るく清浄で南または東向きにおまつりしますが、現在の住宅構造から無理なときは、清浄で拝んだり供え物をするのに都合の良い場所を選ぶのがよいでしょう。しかし、神棚の下を通ったり二階のある家ではその上を歩くことになるような場所は避けたいものです。

注連縄(しめなわ)・祭器具

神聖な場所を示す標として神棚の前上部に注連縄を張り紙垂(しで)を四枚等間隔に挟んで垂らします。※地域により違いがあります。

祭器具は神棚をまつるため道具で榊立、瓶子(へいし)、水器、平瓮(ひらか)、三方(さんぼう)または折敷(おしき)、燈明などのことをいいます。榊立には榊を立てます。榊の育たない地域では他の常緑樹を供えます。
瓶子、水器、平瓮、は米、酒、塩、水といった神饌を供えるための道具です。
三方または折敷は瓶子、水器、平瓮を乗せるものです。

 

お神札の納め方

一社づくりの場合

三社づくりの場合

 

お供え

毎日お供えするものは米、塩、水の三品が一般的です。
正月や毎月一日、氏神様のお祭、家庭内の大切な日などには、お酒や魚、野菜、果物などもお供えします。
いただき物や季節の初物なども、お供えしてからいただくようにしましょう。
 

お供えの例 


忌服につ いて(家庭でご不幸があった場合)

家庭に不幸があった場合は、通常五十日間を忌中として故人のおまつりに専念し、神棚のおまつりは遠慮します。
忌の期間が正月をはさむ場合は、忌があけてからお神札を受けます。